「得意科目」を履歴書で書く際に、手が止まることって多いですよね。
この記事では
- 得意科目ってただ書くだけでいいの?
- よく使われる得意科目って何?
- 他の人ってどう書いているの?
という疑問を解決します。この記事を読んで、採用担当者に「この人と仕事をしてみたい」「もっと質問したい」と思わせる履歴書を創りましょう。
【得意科目欄】履歴書でのアピール方法
履歴書を作成する際に、志望動機は十分に考えを練って書けるのに、得意な得意科目の記入欄については、あまり書くことがないと感じたことはありませんか。もちろん履歴書において、志望動機欄の記入内容は優先すべきですが、それ以外のアピールポイントとして、得意科目欄も十分活用したいものです。今回はライバルに差をつける、得意科目欄でのアピール方法を紹介します。
採用担当者が見ているポイント
採用担当者が最も重要視しているポイントは、「この人物を採用すれば、会社にどのような貢献をしてくれるのか」です。履歴書はそのための最初の判断材料というわけです。書類審査に残るためには、履歴書をフル活用し、自分は採用する価値のある人材だとアピールする必要があります。
もちろん、得意科目欄もチェックされます。そこに単に得意科目を並べているだけでは、自己アピールにはなりません。そういった欄も手を抜かず、しっかりと書かれているかどうかで、仕事に対してのやる気や熱意を判断しているのです。
アピールポイントは仕事や志望動機との関連性の強さ
得意科目は一見、仕事にはあまり関係なさそうに思えますが、少し見方を変えれば、仕事や志望動機に関係付けることができます。少しでも自己PRの材料とするために、志望動機や仕事に関係を持たせた記述をしなければなりません。
例えば、企業が求める人材に必要な要素として、コミュニケーション力、協調性、自主性、行動力などがありますが、得意科目を通して、そういった力があるということをアピールするのです。また、得意科目はその人の人柄や人間性を表すこともできます。その辺も含めて積極的にアピールしましょう。
履歴書の【得意な科目欄/好きな学科欄】の例文一覧13コ
「得意な科目」とするのであれば、比較的成績の良かった科目にしましょう。ここでも、書き方のポイントは「自分なりの工夫ポイントがあること」です。
「世界史」を好きな科目・学科欄に書く例文
私の好きな科目は世界史です。世界の最近の出来事を理解するためにも、世界史は必要だと考え、特に近現代史の理解に力を入れています。世界史を勉強することで大局的な見方が養えたと思っています。この経験を仕事にも活かし、小さな局面だけではなく、全体を見通すことも忘れずに仕事に取り組んでいきたいと思います。
「体育」を好きな科目・学科欄に書く例文
私の得意な科目は体育です。元々体を動かすのが好きなので、日々のランニングも欠かしていません。気を付けていることは怪我をしないことです。油断していると怪我をしやすいので、運動中でも適度な緊張感を持って臨んでいます。このことから、仕事においても軽快さを持ってアクティブに動き、またブレーキを掛けるところは掛けて、仕事にメリハリを付けていきたいと思います。
「国語」を好きな科目・学科欄に書く例文
私の得意な科目は国語です。常に筆者の立場になっての作品理解を心がけています。文章を書く時も、文法に誤りがないように気を付けています。また本をたくさん読むことで、読解力がついたと思います。この経験から、仕事においても、相手の立場を理解して、コミュニケーションをとりながら進めていきたいと思います。
「地理」を好きな科目・学科欄に書く例文
私の得意な科目は地理です。私は世界地図を携帯し、時間があれば見るようにしています。世界にはいろんな地形や気候があり、地球の偉大さに改めて驚かされます。地図をよく見ることで観察力がついたと感じています。私はこの経験から、仕事においても、新しい発見がないか注意しながら進めて、よりよい成果があげられるよう努力して参ります。
「家庭科」を好きな科目・学科欄に書く例文
私の得意な科目は家庭科です。家庭科は一見地味な科目のように思われがちですが、生活に密着した大切な科目です。私は授業で習ったことは家庭でも実践することにしていました。この経験を仕事にも活かし、習得と実践を大切にして、小さなことでも手を抜かず、確実に仕上げていけるように努力をしていきたいと思います。
「数学」を好きな科目・学科欄に書く例文
私の得意な科目は数学です。途中で計算ミスがないように気を付けています。複雑な計算式でも最後には答えが出るところが好きです。数学を勉強することで、論理的な思考力がついたと自負しております。この経験を仕事にも活かし、物事を筋道立てて考え、段階的にステップを踏むことで、結果が得られるように、考えて行動してきたいと思います。
「歴史」を好きな科目・学科欄に書く例文
私の好きな科目は歴史です。特に日本史を勉強しています。歴史上の重要人物はもちろんですが、その人物を陰で支えた補佐役の人物にも興味があり、勉強しました。このことから、組織の機能の仕方に触れることができました。仕事においても、何か抜かりがないかどうか確認し、補佐的な役割も忘れずに進めていきたいと思います。
「理科」を好きな科目・学科欄に書く例文
私の得意な科目は理科です。自然界には不思議なことがたくさんあり、学生時代には気になる現象があると、許可を得て理科室で実験していました。この経験から探求心が深まったと感じています。この経験を仕事にも活かし、常に探求心を忘れず、何か良い方法がないかを考えながら仕事をしていこうと思います。
「生物」を好きな科目・学科欄に書く例文
私の好きな学科は生物です。生物学にもまだまだ謎が多く、興味は尽きません。私は特に遺伝に興味があり勉強してきました。このことから系統立てて考える力が付きました。仕事においてもこの経験を活かし、物事には何等かの法則があるのではと、一度は疑ってみることを大切にし、スムーズに仕事ができるように努力してきたいと思います。
「社会」を好きな科目・学科欄に書く例文
私の好きな科目は社会です。特に現代社会に直結する科目なので興味があります。中でも人口問題は増加している国もあれば、減少している国もあり複雑な原因があると感じています。このことから、角度を変えて物事を見る癖がつきました。仕事においても、いろいろな角度から物事を考えて、柔軟な発想ができるように取り組んでいきたいと思います。
「経済」を好きな科目・学科欄に書く例文
私の好きな学科は経済です。景気の動向や税金など、生活に直接関わる学問なので興味があります。政府や日本銀行の景気対策は特に勉強しました。お金の流れと、人間の行動との関係性を考えることから、洞察力がついたと感じています。このことから、仕事においても次の展開を見据えた行動がとれるようにしてきたいと思います。
「美術」を好きな科目・学科欄に書く例文
私の得意な科目は美術です。美術の時間では人物画を中心描いていました。人物の特徴をうまく表現しなくてはいけないので、素早くその人の特徴を掴むことができるようになりました。この経験を仕事においても活かし、物事の要点を素早くつかみ、的を射た対応ができるようにしてきたいと思います。
「音楽」を好きな科目・学科欄に書く例文
私の得意な科目は音楽です。音楽の3要素である、リズム、メロディー、ハーモニーは一つでも書けると音楽として完成しません。私は音楽から協調性の大切さを学びました。このことから、仕事においても、コミュニケーションや協調性を大切にして、成果を上げるのはもちろん、仕事がしやすい環境作りにも励んでいきたいと思います。