薬剤師に「向いている人」と「向いていない人」の特徴と違い

薬剤師として働いていると、このまま薬剤師として一生仕事をし続けていけるか不安になることがあると思います。

ぼく、薬剤師の仕事を薬剤師に押し付けられて、不安でビビりながら患者さんに対応してたらその対応が気に入らんかったらしくて「この仕事向いてないけやめろ」と薬剤師に言われ泣きながら仕事した
辞めたい

— 伊月⇒3/17 東2 ニ19a🧡 (@iduki0101) May 12, 2017

この記事では、薬剤師の仕事の特徴から、「薬剤師に向いている人の性格」を考えていきます。この記事を読んで、「薬剤師の自分は転職すべきなのか」を改めて考えてみましょう。

薬剤師に向いている人は「人助けにやりがいを感じる」

薬剤師の仕事では次のような、仕事の特徴があります。

• 給料・年収・手取りが低い
• 将来性・社会的地位が低い・男性薬剤師はモテない
• 薬剤師の仕事がつまらないと感じ、後悔

どんな仕事でも「やりがい」が重要です。薬剤師は命に関わる仕事なので、「人助けにやりがいを感じる」人が、薬剤師に向いている人です。以下では、薬剤師の仕事の特徴を紹介します。

【薬剤師の特徴１】意外と「給料・年収・手取りが低い」

• 薬剤師の平均月給：39.8万円（平均36.3歳）
• 日本人の平均月給：30.4万円（平均42.2歳）（平成28年賃金構造基本統計調）

6年制の大学を経て、かつ、国家資格が必要なわりに、意外と給料が高くはありません。勤務先によっては仕事が激務な場合、転職のキッカケになります。

【薬剤師の特徴２】薬剤師は将来性・社会的地位が低い・男性薬剤師はモテない

薬剤師は地域によっては足りていないところもありますが、全体で見ると飽和状態にあります。また、AIの発展により、近い将来薬剤師の仕事がなくなるという予測もされています。年収もそんなに高くはなく、結婚を考えている女性から、男性薬剤師はモテにくいということもあるようです。

【薬剤師の特徴３】薬剤師の仕事がつまらないと感じ、後悔

人の命に関わる重要な仕事、と捉えてやりがいを見い出す人もいれば、反復の多い調剤業務が退屈、と感じる方も中にはいます。

薬剤師に向いている人は「睡眠時間のコントロールが得意」

薬剤師の仕事では次のような、仕事の特徴があります。

• 当直（夜勤）がつらい
• 休みが少ない

勤め先や勤務形態によっては当直があり、体調管理が重要になってきます。そのため、朝起きるのが苦手、睡眠時間が短いと精神的にもつらいと感じやすい方は慣れるまでに時間がかかります。もともと「睡眠時間のコントロールが得意」な方が薬剤師に向いています。

【薬剤師の特徴４】薬剤師は「当直（夜勤）がつらい」

薬剤師の場合は、夜間に常に仕事をしているわけではないので、当直と呼んでいます。

病院薬剤師では「当直（夜勤）」があります。当直は一人で薬剤師の業務を行うことも多く、新人であっても当直を一人で行う病院は少なくありません。先輩の薬剤師がいるならまだしも、病院の医師や看護師から質問や依頼が来た際には、一人で対応しなくてはいけないのです。患者の症状や状態にあわせて、どの薬を出したらよいかを判断するため苦労します。責任の重さと、一人で対応する大変さから転職する方がいるようです。

【薬剤師の特徴５】薬剤師は「休みが少ない」

薬剤師の中でも病院勤務の薬剤師の場合、特に年間休日数が少ない傾向にあります。休みが少ない上、当直もあり、大変つらい勤務形態になることが多いです。中には体調を崩してしまい、退職する薬剤師も存在します。

薬剤師に向いている人は「コミュニケーション・説明が得意」

薬剤師の仕事では次のような、仕事の特徴があります。

• 薬剤師に変人が多い
• 薬剤師以外との人間関係・コミュニケーションが大変

一般的に薬剤師には変人が多いと言われています。また、大きな病院に勤めていると、看護師や医者、患者など背景が全く異なる人とコミュニケーションを取らなければいけません。そのため、「コミュニケーション・説明が得意」な人が薬剤師に向いています。

【薬剤師の特徴６】薬剤師に変人が多い

薬剤師には変人が多いと言われることがあります。そのため、入社した先の先輩薬剤師が変わった人だと、業務中に細かいところで永遠に怒られるなど、働くことが苦痛になることがあります。

【薬剤師の特徴７】薬剤師以外との人間関係・コミュニケーションが大変

患者・医師・看護師など、薬剤師がコミュニケーションを取らなければいけない相手が多くいます。薬剤師は、あちらこちらからの要望に答えなくてはならず、また、情報伝達に間違いがあってはならないため大変です。

薬剤師に向いている人は「チェックが細かい」

「調剤のミス」は患者の死に直結することもあります。念入りにチェックができる人が薬剤師に向いています。

【薬剤師の特徴８】調剤ミスの責任

調剤ミスで患者が亡くなるという事例が過去にいくつかあります。あってはならないことのため、ダブルチェックを行うものの、ダブルチェック時に調剤ミスが発覚し、ことの重大さに耐えられず、辞める薬剤師もいます。

薬剤師に向いている人の性格・向いていない人の性格の違い

特徴的な仕事を行う薬剤師を続けていくためには、薬剤師に向いているか、向いていないかは重要な要素です。下記では薬剤師に向いている性格と、向いていない性格をまとめましたので、チェックしてみてください。

薬剤師に向いている性格3つ

• 人助けのしごとにやりがいを感じる
• 睡眠時間のコントロールが得意
• チェックが細かい
• コミュニケーション・説明が得意

薬剤師に向いていない性格3つ

• 人助けにはあまり興味ない
• 短時間寝ると、なかなか起きれない
• ミスが多い・失敗を繰り返すことが多い
• コミュニケーションが苦手

今の職場が辛いなら転職しよう

• 激務・夜勤・当直がつらい
• 休みが少ない
• 年収・手取りが低い
• 薬剤師の仕事がつまらない
• コミュニケーション・人間関係が大変
• 薬剤師に変人が多くて仕事がしづらい
• 将来性が不安・社会的地位が低い

上記のような悩みを持ったら、転職を検討してみるとよいでしょう。悩みは職場環境によるものが大きいので、じっくり職場を見定めて転職をすれば、給料UPし、人間関係も良好に仕事ができるかもしれません。

最近では薬剤師に特化した「転職エージェントサービス」があり、現在抱えている悩みを解消するために、キャリアサポーターが今後どう仕事と向き合っていくべきかをアドバイスしてくれます。